【社説】新型コロナ感染が再び増加、終わるまで終わったのではない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.06 10:54
3月以降減少傾向を維持してきた新型コロナ感染傾向が15週間ぶりに増加傾向に転じた。6月最後の週間の感染者数(5万9844人)は前週(4万9377人)より21.2%増えた。患者1人が何人を感染させるのかを示す感染再生産指数(Rt)も1.05で、3月第4週目以降14週ぶりに1を超えた。
防疫当局が提示した増加原因は通常でない。ワクチン接種をしたり、1~3月オミクロン株大流行時に感染したりした人々の免疫力が落ちているということだ。BA.5のような新たな変異ウイルスの拡散も増加要因に選ばれる。休暇シーズンが近づき、活発になった移動と連続する祭りも悪材料だ。早い猛暑にエアコンの使用が増え、「3密環境(密接・密集・密閉)」まも作られている。中央事故収拾本部のパク・ヒャン防疫総括班長は「専門家は再流行すれば(一日感染者が)15万~20万人に達する可能性があると予測している」と話した。
市民の警戒心は緩くなっている。ソウル弘益(ホンイク)大学前と乙支路(ウルチロ)などは夜遅くまで若者たちで混みあう。先週、全体感染者の年齢帯別で20代が22.2%(1万3307人)で最も高かったのもこのような雰囲気と無関係ではない。