駐中米国大使「中国、ロシアのうそを拡散するのはやめろ」…中国清華大で舌戦
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.06 09:14
4日、中国清華大学で開かれたフォーラムに出席した駐中米国大使のニコラス・バーンズ氏が中国外交部に対して「ロシアの『宣伝』を繰り返すな」と非難した。ウクライナ戦争の責任を巡る攻防から出た言葉で、駐在国の大使がこのように直接的な発言をするのは珍しい。
バーンズ氏の発言は、この日中国清華大学と中国人民外交学会が共同主催した第10回世界平和フォーラムの「国連と国際秩序」セッションのときにあった。ロシアのウクライナ侵攻に関連し、中国がこの国際危機に対応するためにどのようなことができるかという質問を受けると、バーンズ氏は「(中国)外交部報道官はウクライナに存在しない米国のバイオ武器実験室に関する嘘を言わないようにしてほしい」と述べた。あわせてウクライナ戦争がNATO(北大西洋条約機構)のせいで起きたというロシアの「うその宣伝」をそのまま広めてはいけないと指摘した。