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WHO「今夏、欧州新型コロナが『高い水準』で拡散予想」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.01 15:35
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世界保健機関(WHO)は30日(現地時間)、今年の夏に欧州で新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)が「高い水準」で拡散すると予想していると明らかにした。

WHOのハンス・クルーゲ欧州地域局長はこの日、AFP通信とのインタビューで「各国がすでに実施してきたソーシャルディスタンスを解除することによって今夏ウイルスが高い水準で伝播するだろう」と明らかにした。

 
クルーゲ局長は「コロナウイルスは追跡を中断するからといって消えるわけではない」としながら「依然と拡散し、依然と変移し、依然と命を奪い取っている」と話した。

WHOによると、ヨーロッパ大陸では現在オミクロン株の下位系統変異株「BA.5」が拡散しながら領域内のWHO加盟国53カ国で毎日50万人弱の感染者が報告されている。

5月末には53カ国の一日感染者は15万人水準だったが、この1カ月間に3倍以上に増えた。

特に▼オーストリア▼サイプレス(キプロス)▼フランス▼ドイツ▼ルクセンブルク▼ポルトガルが高い感染率を示しており、領域内のほぼすべての国家で発病率が増加傾向にある。

クルーゲ局長は「WHOは多くの国が熱心に推進したワクチン接種政策で、パンデミック期間に先んじて見せていたもっと深刻な結果を避けることができるように願う」と話した。

あわせて「WHOの勧告はまだ有効だ」と強調した。WHOは呼吸器疾患者には依然と隔離および追加接種、マスク着用などを守るように勧告している。

世界主要国各地でもすでにコロナ再流行局面を迎えている。WHOによると、20日基準で世界の週間1日平均感染者数は428万9398人で、前週比20.3%増加した。流行はオミクロン株下位変異株「BA.4」と「BA.5」が主導している。

25日基準で韓国のBA.5検出率は7.5%で、前週比5.5%ポイント増加した。しかもオミクロン株流行の時に形成された自然免疫、ワクチン接種による免疫は通常3~4カ月が経過すると落ちるので突破感染(ブレイクスルー)の懸念が大きい。実際、防疫当局の集計の結果、韓国3次接種者(3298万4489人)のうち26.7%がすでに突破感染を経験している。

米食品医薬品局(FDA)諮問機構はBA.4とBA.5が主導する秋季再流行に備えてオーダーメード型ブースターショットを用意しなければならないという勧告を下した状態だ。

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