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【コラム】尹大統領は地獄の門の前に立っている(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.13 11:43
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就任から1カ月が過ぎた尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領には不眠の夜が待っている。地方選挙で勝利したが、議会の権力は依然として巨大野党の手中にある。選挙がない今後1年10カ月間は仕事ができるゴールデンタイムだ。政争を避けて統合のリーダーシップを発揮し、経済と安全保障の複合危機を克服できなければ、地獄の門が開かれる。失敗すれば通貨危機を招いた金泳三(キム・ヨンサム)前大統領より過酷な評価を受けることになるだろう。

幸いなのは、新大統領がスローガンより現実を重視するリアリストという点だ。出勤前に記者らと脚本のない質疑応答をするドアステッピング(略式会見)で「(質問を)たくさん準備しましたか」とあいさつする。「私は準備できているので何でも尋ねてほしい」という要請だった。民主・共和の近代精神を否定する帝王的大統領の偶像を一挙に崩した破格の意思疎通だった。

 
今まで13回のドアステッピングがあった。当初2、3件だった懸案質問も8件に増えた。最初の首席秘書官会議では式次をなくして自由討論形式で進めた。大統領と首席秘書官の小規模会議では大統領の質問が多く、実質的な討論が行われている。もう参謀も国民も「第1の公僕」の大統領の意図を確実に知った。

朴槿恵(パク・クネ)元大統領時代の長官は意思疎通ができず苦しんだ。現実と遮断された宮廷の大統領は一方通行の抽象的指示を乱発した。書き取ってこそ生き残る時代だった。長官が正確な意味を確認するために大統領に会うことも通話することもできず、感覚で政策を進めた。すると大統領が電話をかけてきて「なぜそうしたのか」と指摘する。勘が鋭い公務員らは「我々の長官がバカになった」という通達文を回す。そして長官はカカシのようになる。尹大統領の在任期間にはこのようなコメディはないだろう。

絶体絶命の危機に登場した尹大統領に世宗(セジョン)のリーダーシップは良い教科書になるはずだ。世宗の在位期間(1418-1450)も太平聖代でなく危機の時代だった。南側の倭寇と北側の野人は国境と海岸を侵略して人を殺害し、男を捕まえて家に火をつけ、孤児と未亡人が海を見て涙を流すのが例年行事だった。モンゴル族征服のための明の皇帝の派兵要請と馬2万頭要求、宦官出身使節に頭を悩ませた。干ばつと洪水で凶作でない年はなく、倉庫がほとんど空っぽで民を救恤することもできなかった。飢えた人々は土を掘り、餅や粥を食べた。

黄喜(ファン・ヒ)は世宗在位序盤の1442年、南原(ナムォン)に島流しになり、衝撃的な話を聞いた。王朝が安定期に入ったと考えたが、人々は「朝鮮はまだ30年しか経っていない。甄萱(キョン・フォン)が建てた後百済も民心を得られず35年で滅びた」と話した。冷たい民心だった。

【コラム】尹大統領は地獄の門の前に立っている(2)

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