【時視各角】新駐日大使がやるべきこと
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.09 12:08
7日、新任駐日本大使に尹徳敏(ユン・ドクミン)元国立外交院長が指名された。昨年1月に赴任した姜昌一(カン・チャンイル)駐日大使は近く韓国に帰任する。姜大使は1年半の在任期間中、首相や外相に一度も会えなかった。理由は何か。「竹槍歌」に代表される文在寅(ムン・ジェイン)政権の反日路線と領土紛争地域の北方領土(千島列島)を訪問した姜大使に対する個人的な不満がある。しかしそうだとしても日本政府のこうした対応は幼稚だった。近隣諸国が送った特命全権大使への姿勢ではなかった。我々は駐韓日本大使にそのように対応しなかった。
尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の発足をきっかけに日本国内の期待感は高まった。尹徳敏新大使に対する評価もよい。しかしこうした期待感は逆に本人には大きな負担となる。強制徴用者賠償問題など敏感な懸案に対する日本政府の強硬な立場は一つも変わっていないからだ。いや、歴史問題をめぐってはむしろ韓国・日本の攻守が入れ替わった。自民党議員らは公然と「韓国との歴史戦」という表現を使う。こうした状況で尹新大使が念頭に置くことを望むいくつかの点を提言してみる。