国軍刑務所に収監中だったグループＢＩＧＢＡＮＧ出身歌手Ｖ．Ｉが除隊処理とともに民間刑務所に移監される。

８日、軍関係者は「陸軍本部人事司令部が最近、最高裁（大法院）の判決で懲役１年６カ月が確定したＶ．Ｉを除隊処理（戦時勤労役に編入）した」として「Ｖ．Ｉは９日京畿道利川市（キョンギド・イチョンシ）国軍刑務所で最も近い民間刑務所である驪州（ヨジュ）刑務所に移監される」と明らかにした。



現行「兵役法」施行令第１３６条受刑者などの兵役処分によると、兵士身分で１年６カ月以上懲役、または禁錮の実刑を言い渡された人は戦時勤労役に編入するようになっている。

これに関連し、最高裁第１部（主審ノ・テアク最高裁判事）は先月２６日常習賭博などの容疑で起訴されたＶ．Ｉに対する上告審で懲役１年６カ月を言い渡した原審を確定した。

Ｖ．Ｉは２０１３年１２月から２０１７年８月まで８回にかけて１８８万３０００ドル（約２億５０００万円）に達する常習賭博をした疑いなどで裁判にかけられた。Ｖ．Ｉは米国ラスベガスのあるホテルのカジノで１ゲーム当たり５００ドルから２万５０００ドルの資金をバカラ賭博にベッティングしたことが分かった。

また、Ｖ．Ｉは２０１７年６月賭博のために１００万ドル相当のチップをレンタルする過程で財政当局に通報せず外国為替取引法も違反した。

この他にもＶ．Ｉは無許可遊興酒屋を運営した疑惑、日本・香港・台湾人などを相手に売春を斡旋した疑惑、カカオトークとチャットルームに裸体写真を掲載した疑惑、ユリホールディングスとクラブ「バーニングサン」の資金を横領した疑惑など計９個の疑惑で起訴された。

Ｖ．Ｉは２０２０年１月３０日に起訴され、約１カ月後軍に入隊して以降裁判は全部軍事裁判所で受けた。１審裁判所はＶ．Ｉの９つのほとんどの疑惑を有罪と認め、懲役３年を宣告したし、カジノチップ件に対しては１１億５６９０万ウォンの追徴金を命令した。

しかし、２審裁判所は「量刑が不当だ」というＶ．Ｉ側の主張を受け入れて１審より減った懲役１年６カ月を言い渡し、追徴金は命令しなかった。最高裁はＶ．Ｉの売春斡旋など７つの疑惑を除いた常習賭博および外国為替取引法違反など２つの疑惑を審理した。

Ｖ．Ｉは昨年９月１６日除隊する予定だったが、８月１２日１審で法廷拘束された後、兵士身分で国軍刑務所の未決受容室に受容されて除隊が保留されていた。

Ｖ．Ｉは今回の除隊措置により残りの刑期約９カ月を驪州刑務所に収監された後、来年２月に出所するものと予想される。