【リセットコリア】韓国ゴミ問題、排出地域がまず責任負うべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.06 15:58
2005年ごろに参加した2回の焼却場住民公聴会の記憶が鮮明に残っている。1回は焼却場の建設に怒った住民1人が討論会の壇上で焼酎瓶を割って自害を試み、別の1人は頭から油をかぶって焼身を図った。よりによって私が座った机の前であり、毅然とした姿を維持しようとしながらも机の下では体が震えた。当時はゴミ問題を頭だけで知る初歩活動家だったため、現場住民の怒りを十分に実感できていなかった。
私の経験は2000年代半ばまで大型焼却場と埋立地建設のために全国で発生した多くの問題の中の一つの事例にすぎない。我々は当時、こうした多くの戦争をし、紆余曲折の末にゴミ処理施設を建設した。そしてそのおかげで20年間は頭を深く悩ませることなくゴミを捨てることができた。ところがもう限界状況だ。ゴミがあまりにも増えた。2010年から2020年まで10年間に発生量が1.5倍も増えた。使い捨てコップ、デリバリー容器、宅配ゴミなどゴミ問題を起こす悪い消費が次々と登場し、その規模が急拡大している。ゴミを熱心に分離しているが、発生量が増えているため焼却・埋立処理総量は増加している。