訪韓のバイデン氏が歴代米大統領で初めて訪問するところ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.20 14:38
バイデン米大統領が2泊3日の訪韓日程でDMZ(非武装地帯)を訪問しないことについて、米国側は「危険だからではない」と一蹴した。その代わり烏山(オサン)空軍基地を訪問して韓米同盟を誇示する予定だ。
サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は20日、韓国に向かう大統領専用機エアフォースワンの中で、記者らに対してDMZを訪問しない理由について説明した。サリバン補佐官は「危険だからではない。バイデン大統領が副大統領だった2013年にすでにDMZを訪問しているからだ」と伝えた。バイデン大統領は米議会上院外交委員長(2001年8月)、副大統領(2013年12月)としてDMZを2回訪問している。副大統領として訪問した当時は、孫と共に板門店(パンムンジョム)近隣の一般前哨(GP)を訪れて注目を集めた。
1983年に当時のレーガン大統領をはじめ、クリントン大統領(1993年)、ブッシュ大統領(2002年)、オバマ大統領(2012年)、トランプ大統領(2019年)など米国の大統領はDMZを訪問した。米大統領のDMZ訪問は、北朝鮮の核・ミサイル挑発を抑止するためのメッセージという性格が強かった。これに関連しブルームバーグ通信は19日(現地時間)、「北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を相次いで発射し、2017年以来となる核実験を準備する状況で、バイデン大統領は北朝鮮を交渉テーブルに引き出す誘引策がない」と指摘した。