【コラム】兵役法、今度こそ必ず直そう=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.13 15:53
現在は「兵役法」に統廃合された「兵役義務特例規制に関する法」、別名「兵特法」が初めて制定されたのは1973年だ。法第1条にあるように「軍所要人員の補充に支障がない範囲内で国家発展に必要な人材を支援するために」作られた法だ。国家発展に必要な人材を▼韓国科学院(現KAIST)学生▼軍需産業従事者▼基幹産業体従事者、そして学術・芸術・体能の特技を持った者--に定めた。技術・才能を持っている若者を該当分野で活用しようと「軍隊を免除してやる」法だ。当時、我々が持っている資源は人的資源が全部だった。制定当時、軍服務期間は33カ月(陸軍)。本当に「軍隊3年」だった時期だ。国家発展という「目的」のために兵役特例という「手段」を使ったのだ。
中国内の新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)拡散で9月に開幕予定だった2022杭州アジア競技大会が延期になった。これに従って出てくる関心事はすべて選手、特にサッカー・野球選手の兵役免除に支障が出るかどうかという話だ。2種目が特に注目されるのは年齢制限のためだ。アジア競技大会の場合、サッカーはオリンピック(五輪)と同じように23歳以下、野球は24歳または、プロ3年目以下の選手だけが出場する。野球は昨年韓国野球委員会(KBO)がこのように決めた。杭州アジア競技大会が今年開催されていた場合、出場した一部選手が来年には出場することはできない。