【コラム】平均の終末=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.12 13:14
韓国最大のインターネット企業のネイバーが7月からハイブリッド勤務制を始める。週3日以上出勤するか、リモート(在宅)で働き会社にはチーム共通の日程がある時だけ出るか選択できる。「どこでも働けるように(connected work)」が制度の趣旨という。一時的非常体勢だったリモート勤務を大企業が常時オプションとして導入した意味がある。同社と人材確保競争をする他の企業に拡散する可能性が大きい。
企業がこうする理由は、技術人材を逃さないためだ。コロナ禍後に世界の知識労働者は「柔軟さ」をさらに激しく要求している。彼らはみんなが同じように会社に出勤して同じ時間に退社するという平均的で画一化した勤務を積極的に拒否する。このほどアップルでは「週3日義務出勤がいやだ」として人工知能技術役員が退社し話題になった。引き合いが多いなら全面リモート勤務を禁止するアップルの厳格さを我慢する必要はない。