【社説】韓国新政府発足の前、北朝鮮の時代遅れの挑発
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.09 11:11
北朝鮮が尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の就任式を3日前に控えた7日、咸鏡南道新浦(ハムギョンナムド・シンポ)で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射した。合同参謀は飛行距離約600キロ、高度60キロ余りだと分析した。飛行距離470キロ、高度780キロ、最高速度マッハ11大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射して3日ぶりだ。今年に入って15回目の挑発だ。新政府発足とジョー・バイデン米国大統領の訪韓(21日)を狙った段階的な挑発で「7回目の核実験」という頂点に向かって疾走する勢いを見せている。
これに先立って、14回にわたる試験発射で極超音速ミサイルなど韓米迎撃網を突き抜ける新型ミサイル4種セットを公開した北朝鮮は今回のSLBM試験発射を通じては韓半島全域を攻撃可能な対南攻撃型武器体系の技術的完成を誇示した。昨年10月発射以来迎撃がさらに難しくなるように性能を改善し、戦力化も差し迫ったというのが韓国軍当局の評価だ。今後戦術核の搭載も可能だと見通している。