尹氏の外交戦略「現実論」へ…THAAD追加配置「慎重」、強制徴用は「判決尊重」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.04 07:29
◆「判決尊重」「謝罪必要」…依然とジレンマ
韓日関係に対しては改善が必要だという従来の立場を繰り返しながらも両国葛藤の核心原因として作用した強制徴用賠償大法院判決に対しては「司法府判決を尊重する」と述べた。日本が強制徴用問題で韓国の先制的な解決策を要求する中で、国内的には司法府判決を履行するために日本企業財産を現金化しなければならないジレンマをそのまま抱え込むことになった。
尹氏は昨年11月、「国内政治を外交を利用しない」と述べた。だが、現実的に慰安婦・強制徴用など歴史問題による葛藤は、外交・国内政治・世論・司法府判決などが入り乱れた複合的事案として葛藤が深まってきた。尹氏が強調した「両国首脳間の信頼回復」と別個に具体的な解決策とそれにともなうロードマップが用意されない限り解決は難しいという意味だ。