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「ウクライナで兵力1万人失ったプーチン、9日に全面戦争宣言後徴集に出るだろう」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.04 06:34
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ロシアのプーチン大統領が9日のロシアの第2次世界大戦戦勝記念日を迎えウクライナに全面戦争を宣言するという予想が出てきた。CNNは2日、米国と西側の官僚らの話として戦勝記念日のさまざまなシナリオのうち、プーチン大統領の全面戦争宣言に最も重点が置かれるとしてこのように報道した。

CNNは「全面戦争を宣言すればプーチン大統領はロシアの法に基づき予備軍を動員し大々的な徴集ができるようになる。兵力不足に苦しむロシア軍は(徴集が)切実だ」と伝えた。ウクライナで西側の推定で1万人以上のロシア兵が死亡するなど戦力の損失が大きくなったロシアが戦勝記念日を契機に局面転換を試みるという意味だ。プーチン大統領とロシア当局はこれまでロシアのウクライナ侵攻を「特殊軍事作戦」と呼び、メディアや学校などに「戦争」という表現すら禁止した。

 
米国務省のプライス報道官はこの日の会見で「ロシアがウクライナ戦争の戦略的・戦術的失敗を挽回するために宣伝活動を2倍に増やしている。ロシアは5月9日を宣伝に活用するために全力を尽くすだろう」と話した。英国のウォレス国防相は先週英国の時事トーク専門ラジオのLBCで「おそらく『特殊軍事作戦』という言葉はこれ以上使わないだろう」と予想した。

「ウクライナ東部・南部占領地のロシア併合宣言」もまた別の戦勝記念日シナリオに選ばれる。ニューヨーク・タイムズはこの日米国の欧州安全保障機構(OSCE)大使のマイケル・カーペンター氏が国務省での会見で「ロシアが5月中旬にウクライナ東部ドンバスのドネツクとルハンシク、南部ヘルソンなどを自国に併合するための住民投票を進めるだろう」と予想すると報道した。

プーチン大統領はすでに何回も「ウクライナでの特別軍事作戦は東部ドンバス地域住民に対する大量虐殺を防ぐためのもの。ドンバスの解放が作戦の主要動機であり目標」と主張してきた。ロシアは占領地のヘルソンでボルシェビキ革命指導者レーニンの銅像を設置し、1日にはロシアの通貨ルーブルの使用を強制するなど、実効支配を強めている。

この日ウクライナのゼレンスキー大統領はギリシャ国営ERTとのインタビューで「領土の一部をロシアに明け渡すことはないだろう」と話した。

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