文大統領「現政権の検察総長が野党の大統領候補として当選…本当に皮肉なこと」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.26 07:11
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は25日、検察の捜査権を完全に剥奪するという意味の「検捜完剥」法案処理過程に関連して「互いに少しずつ譲歩して合意できるなら、それでこそ議会民主主義というべきもの」としながら「可能なら与野党間の合意の下で処理しなければならない」と述べた。文大統領はこの日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)緑芝園(ノクチウォン)で開催した出入り記者との団懇談会で、検捜完剥法案に対する質問に「朴炳錫(パク・ビョンソク)国会議長の仲裁で行われた両党間の合意がうまくいったと考える」と述べた。
この日の発言は朴議長の検捜完剥仲裁の中で合意した野党「国民の力」が「再議論が必要」として従来の立場を変えた時点に出てきた。文大統領が与野党合意を要求しながらも朴議長の仲裁案を肯定的に評価したことを巡り、政界では「民主党が仲裁案水準の法案を単独処理する場合、拒否権を行使しない可能性を示唆した言葉」という解釈が出てきた。文大統領は国民の力の立場変化に対する質問を受けて「捜査権と起訴権を分離することが望ましいという私の立場をよくご存知のはず」と答えた。