【私は告発する】韓国政治、軍隊を口実にBTSを利用することはやめよ(2)
先に強調した10年間大衆文化の地位の変化がこのような認識に決定的な役割を果たした。スマートフォンの普及でメディアの破片化傾向が強くなり、すべての有名人の「ファンダム化」傾向は逆らうことのできない大勢になった。そして、ファンダム化の必然的な結果として、お互いに相手より優位ということを証明しようとするファンたちの「ファンダム戦争」は急速に日常化した。ファンダム戦争で勝利するためには、もちろん成果をあげるのも大事だが、ファンダムの結束力を害するような弱点をつかまれないことがはるかに重要だ。ファンたちがデビュー前に学校暴力やメンバー間の不和説などを極度に恐れる理由はこのような論議がファンダム戦争で後れをとる結果につながるためだ。特定陣営の政界がある特定グループを特別優遇することも、ファンダム戦争では本当に良い攻撃のネタになりかねない。とにかく、政治的取り引きを通じて不公正な優遇を得たという口実さえあれば勝利に向けた激しい戦闘を繰り広げる戦線が形成される。ファンの立場では優遇という名前で不要な弱点のせいで足元を見られるよりはいっそ放っておけと求めるのが当然だ。
政治・社会問題に活発に声をあげる「ポリテイナー(Politainer)」に対する認識が否定的に変わったのも一つの要因だ。進歩派のポリテイナーは保守政権時期によどみない社会批判で良いイメージを形成した。陣営でない社会的常識に対する問題提起として受け止めたため。だが、多くのポリテイナーが文在寅政権になってから口を閉じ、または政権の顔色を伺う発言を繰り返したところ、「政派と関係なく社会的常識を擁護する」というポリテイナーのイメージは早くも崩れた。代わりに、芸能人もいくらでも私的な利益追求のために政派性に服務するという冷笑がまん延するようになった。このような冷笑は政治的反対派が政治と大衆文化の結託を非難できる重要な情緒的な源になった。