【コラム】コロナ禍は中国で終わらなければ終わらない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.11 12:08
韓国の新型コロナウイルスの状況はまだ厳しいが次第に安定化される傾向で、希望を持って春を迎えることになる。しかしいままさに始まったような中国の状況を見ると全く安心することはできない。中国は韓国と違い「ゼロコロナ政策」を施行中だ。短期的には大きな社会経済的な代償を払うが、こうした犠牲に基づいて社会経済を正常化することが結果的にはより少ない費用を払うことになるという計算が作用する。ところがオミクロン株の感染が拡大し中国社会を一大衝撃に落とし込んでいる。
中国は2020年4月に初めて新型コロナウイルスが大流行した湖北省武漢に対する76日間の封鎖を成功裏に終えてからこれまで約2年にわたり比較的安定傾向を維持してきた。散発的な感染拡大はあったが、都市封鎖→生活必需品供給→全数検査→医療陣大挙投入→大規模隔離施設運営を核心とする「中国式防疫モデル」により、新型コロナと関連して世界で最も安全なところではないかとの話まで出ていた。