ウクライナ戦争で困惑の「バタフライ効果」…2200万人の飢餓危機に陥ったスリランカ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.11 07:21
家庭や商店では数時間にわたる停電が頻繁に起き、道路では信号灯が消えて警察が交通整理をしている。ガソリンスタンドの前にはガソリンを買おうとする長蛇の列ができる一方、用紙不足で学校の試験が中止になり、新聞も印刷することができずにいる。これだけではない。病院・薬局ではよく使われる医薬品が足りなくなり、医者は「医療危機」を宣言した。ある主婦は「粉ミルクの値段がいきなり上がり、子どもにまともにミルクを飲ませてあげられていない」と吐露した。
英紙ガーディアンなど外信が9日(現地時間)伝えた、燃料・電気・食糧・医薬品不足によって現在スリランカで起きている出来事だ。ロイター通信、CNNビジネスなどは、ロシアのウクライナ侵攻による燃料と食糧価格の急騰で社会・政治的混乱が発生した代表的な国がインド洋の島国、スリランカだと報じた。ウクライナ戦争発の一種の「バタフライ効果」という分析だ。