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金与正、対南圧迫「核保有国相手に先制打撃は空威張り」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.04 08:18
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有事の際の先制打撃の可能性を示唆した国防部の徐旭(ソ・ウク)長官の発言に対し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長が非難戦に出た。韓国の政権交代期と北朝鮮の大型イベントなどを控え高強度の挑発に向けた名分を得るものではないかとの懸念が出ている。

金副部長は3日の談話で「核保有国を相手に『先制打撃』をやたらにうんぬんし、軽率な空威張りをした。南朝鮮(韓国)軍部がわれわれに対する深刻な水準の挑発的な刺激と対決意志をさらけ出した以上、私も委任によって厳重に警告する」と明らかにした。金副部長は「委任によって」という表現により、自身の談話が金委員長の意中だという点を明確にした。北朝鮮はこの日、北朝鮮軍と軍需工場部門を総括する朴正天(パク・ジョンチョン)政治局常務委員兼党秘書の談話も出した。

 
北朝鮮は談話で文在寅(ムン・ジェイン)政権に対しては特別な言及をせず韓国軍部を狙った。金副部長は「私は、彼の空威張りを再び見なくなることを願う」として徐長官をこき下ろした。金副部長が公開の立場表明に出たのは昨年9月25日から190日ぶりだ。

◇金副部長が直接出て非難戦、韓国政権交代期に挑発の名分得るか

徐長官は1日に陸軍ミサイル戦略司令部と空軍ミサイル防衛司令部改編式で「(北朝鮮の)ミサイル発射の兆候が明確な場合には発射原点と指揮・支援施設を精密打撃できる能力と体制を整えている」と明らかにした。

北朝鮮の今回の談話は韓半島(朝鮮半島)に緊張を作るための手段として韓国軍部を圧迫し、新たに発足する尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権を手なずけようとする布石と解説される。また、韓国の政権交代期を迎えて挑発に出る前に自らの合理化に向けた名分を得ようとする側面もあるとみられる。4月には15日に金日成(キム・イルソン)主席110周年誕生日(太陽節)があり、上半期韓米合同演習も18~28日に実施される。

5月10日に尹次期大統領の就任式を控え北朝鮮が実際に追加行動を準備する状況もとらえられる。寧辺(ヨンビョン)核施設や豊渓里(プンゲリ)核実験場などで見られる動向が尋常でない。

北朝鮮が核保有国だと主張したのも注視すべき部分だ。金副部長だけでなく朴秘書も談話で「核保有国に対する『先制打撃』をうんぬんするのは、気違いか、馬鹿か」とした。これは北朝鮮が当分非核化を前提とする対話はしないという意向を示したものと解説できる。

北朝鮮のこの日の談話では今後の歩みを暗示するような発言もあった。金副部長は「われわれは、南朝鮮に対する多くのことを再考するであろう。悲惨な変事を避けようとするなら、自粛すべきである」と話した。対南・対米総責とされる金副部長が出した立場であるだけに、言葉だけにとどまらない可能性がある。北朝鮮が南北対決を深めるため実行に移しかねない措置としては、昨年復元した南北通信線の再遮断、9・19軍事合意の破棄宣言とこれに伴う軍事行動、金剛山(クムガンサン)地域の韓国側施設追加撤去などがある。状況展開により核実験、大陸間弾道ミサイル(ICBM)と潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)試験発射、黄海の北方限界線(NLL)一帯に対する挑発も排除することはできない。

北朝鮮はこの日2つの談話を労働新聞に掲載した。朴秘書は談話で「南朝鮮軍部の反朝鮮対決狂気についてわが人民と軍隊が必ず知るべきだと思って、私はこの談話を公開する。南朝鮮軍がいかなる誤判によってであれ、わが国家を相手に先制打撃のような危険な軍事的行動を強行するなら、わが軍隊は容赦なく強い軍事力をソウルの主要標的と南朝鮮軍を壊滅させるのに全て集中するであろう」と明らかにした。

国民大学のチョン・ヒョンジュン兼任教授は「北朝鮮はすでに何回も対南談話を通じて挑発の名分を積む姿を見せた。多様な次元の対南攻勢を通じて内部結束を固めると同時に新政権発足を控え南北関係の主導権確保に出る可能性が大きい」と話した。

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    2022.04.04 08:18
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    金与正朝鮮労働党中央委員会第1副部長[写真 青瓦台写真記者団]
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