「棺桶がなくて売れない、こんなこと初めて」…大韓民国を襲った惨憺とした風景
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.31 08:00
◆「私たちの思い通りにできるものは何もありません。こんなことってあるのでしょうか」。
30日午前10時、韓国ソウル江南区(カンナムグ)サムスンソウル病院葬儀場の前で会った喪主のユさん(60)はこのように話して眉間にシワを寄せた。27日、父親をここで「なんとか」見送れることになったユさんは「いつ終わるとも分からない」葬儀を今も待っている。火葬場が決まらないからだ。葬儀室前の電光掲示板には「(出棺)時間未定」という案内が浮かび上がっていた。ユさんは「最近は三日葬ではなく六~七日葬が基本」と話した。続いて「火葬場・葬儀場をおさえて初めて葬儀日程が決まる」と付け加えた。