「日本の原発汚染水」強力対応…尹氏の業務引継委、文政府の基調を維持
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.29 06:52
文在寅(ムン・ジェイン)政権に続き、韓国の次期尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権でも日本の福島原発汚染水放出に対して強硬に対応していく。現政権は日本の汚染水処理計画に対して「深い懸念を表明する」とし、遺憾の意を明らかにしてきた。日本は来年から30年かけて汚染水を海に放流する計画だ。
29日、韓国政府や大統領職引継委員会などによると、海洋水産部は今月25日に業務引継委員会業務報告で尹錫悦次期大統領の水産分野の公約履行計画を重点的に報告した。報告内容には福島汚染水への対応策も含まれたという。輸入水産物に対する放射性物質検査や原産地表示など流通履歴管理を強化し、飲食店の原産地表示対象品目を拡大するなどの内容だ。
現在、韓国政府は福島県近隣の日本海域で水揚げされた水産物の輸入を全面的に禁止している。政府は昨年日本が汚染水放出計画を発表すると「最隣接国の韓国政府といかなる事前協議や了解もなく一方的に推進されていることに対し、改めて深く遺憾の意を表す」とし「日本は海洋環境や国民の安全に危害を加え、太平洋沿岸国など国際社会が懸念を示している一方的な汚染水放流推進を直ちに中断せよ」と指摘した。