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フライトジャケットにサングラス…『マーベルズ』の主人公のように登場した金正恩の狙い

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.28 10:12
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北朝鮮の朝鮮中央テレビが25日に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17型」の発射を陣頭指揮する姿を映した15分15秒の映像を公開した。映像は単純に発射現場を記録したものではなく、映画やミュージックビデオなどで使う編集技法を動員し短編映画のように作られたのが特長だ。ICBMよりも金委員長の姿に焦点を合わせた映像を製作、公開した背景に関心が傾く理由だ。

メディアは映像の中で金委員長をまるで米国のアクションブロックバスター映画『ザ・マーベルズ』の主人公にでもなったかのように強調した。金委員長はこの映像で演技までした。黒いフライトジャケットにサングラスを着用して登場し、腕時計を見て火星17型発射カウントダウンを指示するなどの場面を演出しながらだ。

 
朝鮮中央テレビは北朝鮮の住民を対象にする対内用メディアだ。このためこの映像は国防力強化を執権10年の最大の成果に掲げる金委員長の政治的功績を強化する次元で作られたものと推定される。

実際に北朝鮮は政権序盤から映像を体制宣伝の道具として活用するのに長けていた。金日成(キム・イルソン)主席は解放直後に、製作工程が単純ながらも速く大衆を教導できるという点で記録映画に注目した。記録映画製作所はそうして作られた。この時から記録映画は韓国戦争(朝鮮戦争)、戦後復興事業などで住民らを教導する映像教材として活用された。

映画マニアとして知られる金正日(キム・ジョンイル)国防委員長はこれを継承・発展させシリーズ物を製作するなど記録映画の幅を広げることもした。

金正恩政権も執権初期から記録映画を積極的に活用してきた。特に若い後継者で政治経歴が少ない金委員長は、先代指導者の現地指導映像に自身を投影する技法を活用して自身の足りないリーダーシップを満たす姿を見せた。また、主要建築物完工、新型兵器公開、ミサイル発射などを映像に入れ政治的功績を前に出すために記録映画を利用した。

だが今回公開された映像は既存の記録映画とも明確に比較される。まず画面を演出する技法から進化した。

ドローンを活用し高い所から現場を見下ろす俯瞰撮影技法を通じ雄壮な効果を与えるかと思えば遅い画面と速い編集を混ぜて緊張感を生み出す演出も見せた。韓国や西側諸国と比較するとアマチュア水準だがこれまではなかなか見られなかった撮影技法だ。

特にICBM発射を記念するために作った映像なのに映像の主人公はICBMではなく金委員長のように見えるのは事実だ。金委員長がICBMを背景に武器庫から歩き出す場面などにはスローモーション技法を使って彼の存在感をさらに印象づけた。ここには「若い指導者」金委員長の個人的な好みも反映されるという説明だ。

金委員長は執権初期から行事や公演と関連して破格さを見せ対内外的に大きな注目を集めたりもした。2012年7月6日に平壌(ピョンヤン)の公演会場で行った牡丹峰(モランボン)楽団の公演には米ディズニーのキャラクターであるミッキーマウスとくまのプーさんなどのキャラクター人形が登場し、ハリウッド映画『ロッキー』の主題歌と人気歌手フランク・シナトラの『マイウェイ』も鳴り響いた。これは金委員長の好みを見せる端的な事例としていまも広く知られている。

これと関連して高麗(コリョ)大学公共政策研究所北朝鮮統一研究センターのキム・エスラ研究教授は「記録映画には当局の政治的意図と指導者の文化的好みが反映される側面がある。北朝鮮は投入費用比で宣伝効果が高いという判断の下に記録映画製作を続けるだろう」と話した。

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