帝国の復活を狙った「エネルギー皇帝」プーチン…ロシア経済、一気に30年後退(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.24 10:42
◆30年後退したロシア経済、エネルギー覇権も揺らぐ
それ以上に苦痛なのは西側の経済制裁だ。国際銀行間通信協会(SWIFT)決済網の遮断、プーチンとオリガルヒ(新興財閥)の個人資産凍結などに加え、主要企業のロシア市場からの撤退でルーブル価値は暴落し、国家信用格付けは国家不渡りの一歩手前だ。16日にかろうじて乗り切ったデフォルト(債務償還不履行)危機がいつ再来するか分からない。
米経済メディアCNBCは「プーチンは旧ソ連崩壊以降、30余年間にわたって築いてきたロシアの市場経済発展を一気に崩壊させるだろう」と伝えた。国際社会の強力な制裁は少なくとも5年は継続し、その余波は数十年間続くと見通した。CNNは「グローバル企業の撤退はロシア市場開放時代の終末を意味する」とし「衝撃波が近くロシアを強打する」と伝えた。