韓国、新型コロナの頂点規模も英米を抜いて世界最高水準(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.17 07:39
17日、新型コロナ新規感染者が50万人を超えた。9日30万人台を突破した後一週間ぶりに20万人が追加された。全世界的に最も多い感染者が発生しているが、防疫当局は距離の確保措置を追加で緩和するかどうかを検討中だ。感染者数は多いが、致命率は季節インフルエンザに類似した水準に落ちたという判断からだ。今後1週間内オミクロン株の流行が頂点に達すると予想される中、防疫専門家は距離の確保緩和前に政府が現状を正確に分析し、国民に知らせる必要があると指摘する。
現在、韓国の一日新規感染者規模は世界最高水準だ。全世界の新型コロナデータを集計するアワー・ワールド・イン・データによると、主要国のオミクロン株流行頂点の時期に比べても韓国の現在の感染者数は圧倒的だ。韓国のように短期間で感染者が急増した香港は頂点で人口100万人当たり一日新規感染者(7日平均)が5845人(3月4日)まで急増し、フランスは5436人(1月25日)を記録した。それよりも早くオミクロン株が広がった英国は2681人(1月5日)、米国は2425人(1月15日)にとどまった。まだ頂点に達していない韓国は15日(現地時間)基準で100万人当たり6730人となり、他の国の頂点をすでに超えた。韓国は他国に比べて2年間累積感染者が少なかっただけに、今感染者が急激に増えるしかないという分析もある。だが、流行が拡大する時期に防疫措置を緩和したせいで拡大傾向に油を注いだという指摘が出る。