【コラム】ウクライナ戦争と韓国の対応(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.15 14:36
米国外交界の巨頭だったズビグネフ・ブレジンスキーは『巨大なチェス版(The Grand Chessboard)』で「ウクライナのないロシアは帝国に浮上できない」と診断した。この言葉はウクライナが西側世界に加わればそれだけ国際政治安保レベルで自由民主主義世界に有利だという意味だ。
ウクライナは西側もロシアも譲歩できない重要な「中枢国家」(Pivot state)だ。世界的な地政学戦略家ピーター・ゼイハンは『シェール革命と米国なき世界』で、米国が孤立主義で回帰すれば世界的に3大戦争が勃発する可能性があり、その最初の舞台がウクライナおよびバルト3国になると予想した。まだ米国は孤立主義に回帰していなかったが、ロシアの崛起はすでに始まった。