米国航空宇宙局（ＮＡＳＡ）は「今後、長距離任務を遂行する宇宙飛行士のために宇宙での性関係を研究する」と明らかにした。

現地時間で３日、ザ・サンやニューヨーク・ポストなど外信報道によれば、カナダ・モントリオールのコンコルディア大学の学者はＮＡＳＡに「宇宙での性関係に対する研究」と題する提案書を提出した。

提案書には「低重力環境における性関係研究は外界定着地の建設に不可欠で、宇宙での性研究を行わなければならない」という内容がまとめられている。

同校のサイモン・テュベ教授（心理学）は「宇宙あるいは類似の空間における性関係、そしてこれが宇宙飛行士の成果にどのような影響を及ぼすのかについての研究がない」と指摘した。

これについてＮＡＳＡ関係者は「われわれは宇宙における乗組員の健康と安全を長期間保障することに主に関心がある」と呼応した。ＮＡＤＡはここ数年間、この主題に対して議論することを敬遠してきた。

ただし、すぐに研究のための専用分野やプロジェクトを立ち上げる考えはないというのがＮＡＳＡの立場だ。

科学者は宇宙での性関係を扱う完全に新しい学問を導入しなければなければならないと繰り返し求めている。彼らは「宇宙飛行士は性関係など私生活が剥奪され、長旅の間に有害な影響を受ける場合がある」とし「愛と性関係は人間において人生の中心」と主張した。

実際、１９９０年代にロシア宇宙飛行士ワレリー・ポリャコフが宇宙ステーションで１４カ月過ごし、同僚宇宙飛行士のエレーナ・コンダコワと親密になったとのマスコミ報道もあった。「２人の間に性関係があった」という推測が提起された。当時にロシアのクレムリン宮をはじめ当事者はこの主張を強く否定した。