<韓国大統領選>「これからこの2つが大統領選を左右する」…李・尹「最後の5日間勝負」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.04 13:59
国民の力の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領候補が3日、その間「最後のパズル」と見なされてきた野党圏候補の一本化という課題を解決して気勢を上げている。尹候補を追撃していたところ予想できぬ変数とぶつかった与党・民主党の李在明(イ・ジェミョン)大統領候補は「歴史と国民を信じる」と応酬しつつ首都圏・中道層投票者への攻略に出た。
大統領選事前投票(4~5日)を一日前にした3日に行われた野党候補の一本化はそれこそ電撃的だった。午前8時一本化を発表するわずか10時間前まで、尹候補と国民の党の安哲秀(アン・チョルス)候補はテレビ討論でそれぞれ一票を訴えたためだ。そうした2人がこの日午前、「一本化共同宣言文」を発表して迂余曲折の末に一本化の旅程に「電光石火」のように終止符を打った。「一本化宣言で完ぺきな政権交代が実現することは信じてやまない。二人はワンチーム(One Team)」と宣言した両候補は「ともに作ろうとする政府は未来志向的で改革的な『国民統合政府』で、87年民主化以来韓国政治の慢性病とされる勝者一人占め、憎しみと排除、分裂の政治を乗り越える第一歩になるだろう」と明らかにした。「ともに政権を交代・引継ぎ・準備して政府を構成し、政治交代、時代交代になることができるように選挙後即時党を合併する」という内容も付け加えた。