脱原発推していたのに大統領選直前に「原発が主力」…立場変えた文大統領に野党が憤怒(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.27 13:08
大統領選挙まで12日と迫った25日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が大統領選挙の主要イシューである原子力発電と健康保険財政に対し相次ぎ立場を出した。原発に対しては「主力電力源として十分に活用しなければならない」として既存の脱原発基調とやや異なる立場を明らかにし、健保財政悪化批判に対しては「よくわからずにしている話」と反論した。これをめぐり野党「国民の力」では「大統領選挙に介入しようとする意図ではないか」との反発が出てきた。
文大統領はこの日青瓦台(チョンワデ、大統領府)で開かれたグローバルエネルギー供給網懸案点検会議で、「原発が持続的に運営される今後60年ほどの間は原発を主力基礎電源として十分に活用しなければならない」と話したとパク・ギョンミ報道官が伝えた。会議はロシアのウクライナ侵攻で不安になったエネルギー資源需給問題を議論するために開かれたが、パク報道官が伝えた文大統領の発言はいずれも原発関連の内容だった。