【コラム】辺境の国、ウクライナ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.24 11:20
欧州旅行で特に忘れられない都市がスロバキアの首都ブラチスラバだ。景観が優れているからではなく、あまりにも無様だったからだ。チェコスロバキア時代まで地方都市の一つだったこの都市は、1993年にスロバキアが主権国家として独立した後、首都に「身分上昇」した。印象的なのは都市の名物を紹介する地域民が広場の城壁に残った砲弾跡を指しながら「ナポレオンが進軍した当時のものだ」と自慢気に語った。彼らが夢見る未来が西欧と一つになることであることを直感した。首都の位置も国の中心よりかなり西側のオーストリア寄りであり、地図を見ても東側から遠ざかろうとしているようだ。
スロバキアは2004年に欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)に加盟した。ソ連および東欧圏連邦の崩壊後、東欧国家が西欧式自由経済に移行してEUに抱き込まれた時期だ。隣接国のうちオーストリアはすでにEU加盟国であり、2004年にチェコ、ポーランド、ハンガリーも同時に加盟した。唯一、東側のウクライナは抜けた。ウクライナはオレンジ革命(2004)を通して親露執権勢力を追放した後、EUとNATOへの加盟を図ったが、何度か挫折した。ウクライナ侵攻を本格化したプーチン大統領の動きを見ながら、スロバキアはウクライナに内心ありがたく感じているかもしれない。ロシアとの間で「緩衝」役割をしているからだ。