韓国、新型コロナ感染者毎週2倍ずつ増加…また間違った政府の予測、最悪の状況に達している
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.24 07:19
23日、新型コロナ新規感染者数が一日で7万人急増し、過去最多となって20万人台に迫っている。この日午後9時を基準に感染者は16万1382人で、前日同じ時間帯より3377人増えた。先月第3週目(1月16~22日)以降感染者規模は毎週2倍に増える、いわゆる「ダブリング」傾向を見せている。オミクロン株が急速に広がり、当局が明らかにした流行の見通しは毎度外れている。
政府は感染者数だけで恐怖感を持つ理由はないとし、重症・重篤症状や死亡率が安定的に管理されていると連日強調する。だが、政府の予測より感染者数がはるかに急速に増加し、医療体系に負担を与え得るという懸念の声が上がる。中央防疫対策本部は21日、国内外研究機関10カ所が実施した新型コロナ発生予測を総合した結果、今回の流行の頂点を2月末~3月中、感染者規模は14万~27万人と見通した。すでに政府予測の最低基準を超え、最悪のシナリオに達している。建国(コングク)大学数学科のチョン・ウノク教授チームはこの日、国家数理科学研究所のホームページに実効再生産数(感染者1人がうつす人数)が1.67である場合、2週間後には33万4228人が発生する可能性があるという研究結果を発表した。だが、この日、金富謙(キム・ブギョム)首相は「感染者数だけで恐れや恐怖感を持つ理由が全くない」と明らかにした。