30年前は欧州最強だったが…ウクライナ軍の没落が韓国に与える教訓(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.23 11:09
1991年の独立当時、ウクライナの通常兵力は欧州で最強だった。当時、総兵力78万人、戦車6500台、装甲車両7000台、火砲7200門、航空機2000機などを保有した。これは1991年の湾岸戦争に投入された多国籍軍(米軍含む)を上回る規模の軍事力だ。
そして23年が経過した2014年3月11日、クリミア半島を失う危機に直面した中、ウクライナのテニュフ国防相代行が議会に報告した実情は衝撃的だった。全体兵力20万人のうち即時投入できる兵力は6000人にすぎなかった。戦車・装甲車など機動装備は燃料が不足し、バッテリーは除去されていた。600機の航空機のうち稼働するのは100機にもならなかった。欧州最強レベルの通常兵力を保有していたウクライナが戦争を遂行できない国に転落したのだ。人類史上これほど強力だった軍隊がこれほどの短期間に没落した事例は探すのが難しい。