肛門に１６０億ウォン相当の金塊を隠して韓国に持ち込んだり海外に持ち出したりしていた６０代の男に懲役刑が宣告された。

仁川（インチョン）地裁は２２日、関税法違反など容疑で起訴された男に懲役１年６月と罰金６億８４７６万ウォン、追徴金１５８億７６７０万ウォンを宣告したと明らかにした。

男は２０１５年１１月から２０１７年４月まで中国から仁川国際空港に１２１回にわたり６１億ウォン相当の金塊１２５．４キログラムを肛門に隠して密輸した容疑で裁判にかけられた。

男はまた、２０１６年３月から２０１７年３月まで仁川国際空港から日本に１０９回にわたり５３億ウォン相当の金塊１０２．６キログラムを密輸出するなど総額９６億ウォン相当の金塊を不正に持ち出した容疑もある。

男は運び屋らと肛門に金塊を隠した後税関長に申告しないで搬出入した。

裁判所は「男が長期間にわたり繰り返し金塊を持ち込んだり持ち出したりした金額は合計１５８億７６７０万ウォンに達する。多くの人を金塊の運び屋に引き込むなど犯罪を積極的に誘発したが初犯である点などを考慮して刑を決めた」と量刑理由を明らかにした。