ロシア軍がドンバス進入…ドイツは「パイプライン」中断、英国は金融制裁
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.23 09:33
ロシア軍が22日(現地時間)、ウクライナ東部ドンバス地域に進入した。欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル外交安全保障上級代表(外相)はこの日、「ドンバス地域にロシア軍が進入した。我々はドンバスをウクライナの一部とみなしている」とし「私はこれを全面的な侵攻段階と言わないだろう。だがロシア兵力がウクライナの領土にある」と述べたとブルームバーグ通信が報じた。これに対して、ロイター通信などによると、クレムリン宮(大統領府)のドミトリー・ペスコフ報道官は「確認することはできない。関連情報を持っていない」と答えた。
これに先立ち、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は21日(現地時間)、ドネツク人民共和国(DPR)とルガンスク人民共和国(LPR)を独立国として承認し、平和維持名目のロシア軍の進入を命令した。2共和国はドンバスの親露分離勢力がロシアのクリミア半島併合直後の2014年4月に立てた地域政権だ。ウクライナはDPR・LPRと内戦(ドンバス戦争)を起こしたが、欧州安全保障協力機構(OSCE)の仲裁でロシア・ドイツ・フランスと2014年9月ミンスク議定書(停戦協定)を締結した。