韓国、新型コロナ新規感染10万人見込まれるのに支援人材撤収…「これからどうする」保健所痛哭
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.17 12:05
最近ある地方のA保健所は文字通り涙の海だ。市の本部から支援にきた人材20人ほどがもとの所属部署に復帰するという知らせを聞いたためだ。この保健所の職員はオミクロン株の感染が拡大し旧正月連休もまともに休めず、週6日夜11~12時まで働いている。支援人材が抜ければどんな状況になるか明らかなのにこれといった対策がないためチーム員は悲しみがこみ上げとめどなく涙を流したという。対策を協議したチーム長と保健所長も「これからどうしよう」と嘆きながら一緒に泣いた。この保健所のB所長は「『もう良くなるだろう』と3年にわたり期待しながら歯をくいしばって働いてきたが、人材支援が切れるという話を聞いて悲しみが込み上げた。『保健所のことなのでそっちで処理しろ』ということだが、自責感からとても話すことができないほど」と訴えた。
A市が保健所支援人材を復帰させた理由は、政府の防疫体系改編のためだ。感染者の疫学調査をいちいちせず自己記入式に変え、濃厚接触者もいちいち判定せず同居家族程度に狭めて仕事が減ったと判断したようだ。だが1日の感染者数は50人ほどから500人に増加した。