【社説】韓国与党大統領選候補夫人の各種疑惑、謝罪で曖昧に終わらせることか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.04 15:41
韓国与党「共に民主党」大統領選候補の李在明(イ・ジェミョン)氏が3日、京畿(キョンギ)知事時代に配偶者キム・ヘギョン氏の「パワハラ雑務」と法人カード流用疑惑に対して謝った。李氏は「職員の不当行為はないか隅々まで気を配ることができず、配偶者も問題になりそうなことを前もって遮断できなかった」と話した。しかし、具体性が欠如した曖昧な謝罪に終わった。李氏の発言だけに注目してみると、誰がどのような間違いを犯したのか明らかではない。カード流用疑惑に対しても捜査ではなく監査機関の監査を要請して李氏の認識の甘さを露呈させた。李氏はこの問題が一度謝罪すればそのまま無かったことにできるような類のものだと考えているのだろうか。
この懸案は知事夫人に対する「過剰雑務」を越えて実際に実定法違反の可能性まで提起される問題だ。民間人である知事の配偶者が公務員を個人秘書のように働かせて私的な業務を指示し、夫の法人カード流用に関与していたとすれば職権乱用と国庫損失罪が適用される場合もあるためだ。