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【噴水台】完全な歴史=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.03 10:22
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ドイツ・ゴスラー(Goslar)地域には「千年の採掘」の歴史を大切に保管したランメルスベルク(Rammelsberg)鉱山がある。ローマ時代から鉱山として有名だった場所だ。銀・銅・鉛・金などが採掘され、文献で確認できる最初の採掘記録は968年に遡る。鉱山は1988年千年の歴史に終止符を打って廃鉱となった後、博物館として改造された。1992年には国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産に登録された。

長い歴史だけがここを特別なものにしているのではない。ドイツは第2次世界大戦当時、ポーランドやウクライナの人々をここに強制動員した。千年の中の極めて一部分だったが、戦争の狂気と暴力が鉱山を支配したことになる。ドイツはこの歴史を拒否したり否定したりしない。鉱山を世界遺産に登録する時、全体の20%を強制労働の歴史を説明する施設で構成した。訪問客は強制労働被害者の声が生々しく収められたインタビュー映像を視聴することができる。

 
日本政府は1日、佐渡金山を世界遺産への登録を目指してユネスコ事務局に推薦書を提出した。佐渡金山は日帝強占期に朝鮮人が数多く強制動員された歴史の現場だ。日本版ランメルスベルク鉱山といえよう。だが、日本政府は対象期間を江戸時代(1603~1867年)に限定して日帝強占期の歴史をすっぽりと抜いて佐渡金山を「自慢の歴史」としてのみ世界遺産に登録しようとしている。

歴史の一部を切り取って登録することができるという日本の態度は今回が初めてではない。これに先立って、日本は2015年7月に軍艦島(端島)など強制徴用施設を世界遺産に登録する際、被害者を記憶する展示施設を用意すると国際社会に約束した。だが、ユネスコ世界遺産委員会は現場調査後の昨年7月「完全な歴史を見せる内容がない。犠牲者を適切に紹介するための展示物がない」として強い遺憾を表明した。

「完全な歴史(full history)」はユネスコの世界遺産登録の原則だ。正の部分だけを前面に出すのではなく、負の部分も隠してはいけないという意味だ。明白な証拠と証人が存在する暴力と加害の歴史はなおのこと消してはならない。恥ずかしい歴史は認めて被害者に謝って反省しなければならない。それが完全な歴史に近づく道だ。ドイツはそちらへ進んだ。日本は反対に進んでいる。

チャン・ジュヨン/社会エディター

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