聖火リレーは五輪の熱気を盛り上げる重要な行事だ。しかし来月４日に開幕する北京冬季五輪では聖火リレーが大幅に縮小される。

ＡＰなど各種メディアによると、聖火リレーは来月２日から４日までわずか３日間で行われる。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための苦肉の策とみられる。

聖火は五輪の競技が行われる北京と延慶、張家口の３都市で行われるとＡＰ通信は伝えた。

ロボットと自動運転技術も聖火リレーに積極的に導入される。

２５日の北京青年報など中国メディアによると、組織委員会の徐志軍事務副総長は最近の会見で、来月２～４日に北京と延慶、張家口で開かれる聖火リレーにロボットと自動運転車など未来指向的技術を活用するだろうと紹介した。

まず２月２日午後に北京五輪公園の永定河の川べりでは水陸両用ロボットと水中ロボットが登場し、五輪史上初のロボットによる水中聖火リレーを公開する。

続けて首鋼園で自動運転車が決まったルートに沿って聖火をリレーするとメディアは紹介した。

徐志軍副総長は「こうした活動によりロボットと自動運転など関連技術に対する大衆の興味を育み、関連産業発展に対する社会的関心を高め、科学技術が生活の理念を変え、庶民の生活に役立つよう先導したい」と話した。

ロボットと自動運転車を活用した聖火リレーは新型コロナの感染拡大を防ぐのにも効果があるものとみられる。

コロナ前には聖火リレーには有名人と一般市民が大挙参加した。