日米首脳は北核のCVID原則を再確認…韓国政府は終戦宣言に専念
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.24 06:56
日本と米国が首脳会談を契機に北朝鮮が反発してきた「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)を非核化目標として再び取り出した。反面、韓国政府は▼南北高官の水面下接触▼終戦宣言▼対北ワクチン支援カードを引き続き手にして雰囲気の逆転を試みている。慢性的なすれ違いが再演されている。
今月20日(現地時間)、日米首脳テレビ会談を翌日に控えて発表された「核拡散防止条約(NPT)に関する共同声明」で両国はCVIDの原則を確認した。昨年4月の日米首脳会談共同声明のときだけでも、CVIDの代わりに韓国政府が主張してきた「北朝鮮の完全な非核化」(CD)と記していたが、9カ月ぶりに日米間でCVIDが復活した。
CVIDは国際的に通用する北朝鮮非核化目標だが、北朝鮮は検証(Verifiable)と不可逆性(Irreversible)という要素に大きく反発してきた。これについて南北は2018年4月27日の板門店(パンムンジョム)宣言で「完全な非核化」に表現を変えて、バイデン政府もこれに呼応した。昨年5月の韓米首脳会談共同声明に「韓半島(朝鮮半島)の完全な非核化」と明示された理由だ。だが、北朝鮮の相次ぐ新年ミサイルデモの後、韓国が外れた日米協議で、CVIDを目標として再び公式化した。