【コラム】米国、EU・インドなどと連携で中国への圧力加速(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.18 13:50
中国武漢で始まった肺炎が新型コロナという名で世の中に登場する直前、中国は米国との貿易戦争を休戦する協定を締結した。2年前のこの時期(2020年1月15日)だ。「第1段階貿易協定」と呼ばれるこの休戦協定の核心は、中国が今後2年間に日常的な貿易取引以外に米国産2000億ドル分を追加で購入するという約束だ。その2年が過ぎた。
中国は約束を守ったのだろうか。公式資料はまだないが、昨年11月までの米国の統計(ピーターソン研究所)によると、中国の購買物量は約束物量の60%をやや上回る。その後、昨年12月末まで1カ月間に中国が電光石火のように輸入を増やしたという報道はない。結局、中国は約束の履行に失敗した。中国の弁解は新型コロナによる天災地変のためというものだ。しかし新型コロナの震源地でありながらも他国に比べて短期間で経済の反騰に成功したと主張する中国ではなかったのか。