<韓国光州マンション外壁崩落>「崩壊直前、屋上コンクリートの床版10センチ沈むと…大きな爆発音」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.14 07:08
雪が舞い、強風でパーティションが揺れる中、乾燥していないコンクリートの底の中央がぽっかりと凹んでいた。11日午後に発生した光州(クァンジュ)広域市西区花亭洞(ファジョンドン)の現代アイパーク新築工事崩壊事故直前のマンションの屋上の現場の様子だ。
13日に公開された映像には当時崩壊の兆しがそのまま収められていた。異常な気配に気づいた現場の作業員が右往左往しながら口々に何か言う声も生々しく録音に残されていた。該当の映像は、11日午後3時47分ごろ建物の外壁などが崩壊する10分余り前、39階の屋上でコンクリート打設(鋳型にコンクリートを流し込む)作業をしていたHDC現代産業開発の協力会社の班長Aさんが携帯電話のカメラで撮影した。映像はそれぞれ40秒、1分32秒の2本だ。
1本目の映像にはコンクリートの床版(スラブ)が横一字にまっすぐに並んでいるが、2本目の映像では中央の床版の一部が10センチほど明らかに沈んでいる。映像を撮影したAさんも崩壊の兆しを感知したように繰り返しため息をついていた。在中韓国人であるAさんは映像の中で、中国語で「尋常じゃない」というようなことを話している。