沈黙を破った文大統領「北ミサイルを懸念」…大統領府は「終戦宣言の必要性高まった」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.12 08:29
北朝鮮の相次ぐミサイル挑発に対し、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が11日、「懸念」を表明した。その一方で青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)は「終戦宣言の必要性がさらに高まった」という立場を明らかにした。
北朝鮮が5日の弾道ミサイル発射に続いてこの日また「マッハ10」前後の極超音速ミサイルを発射したことについて、文大統領は「大統領選挙を控えた時期に北が連続してミサイル試験発射をしたことを懸念する」とし「これ以上南北関係の緊張が高まらず、国民が不安を感じないよう、各部処が必要な措置を講じてほしい」と指示したと、青瓦台の朴ギョン美(パク・ギョンミ)報道官が伝えた。
文大統領は昨年9月の国連総会の演説で南北米中が参加する終戦宣言を提案して以降、北朝鮮を刺激する発言を最大限に自制してきた。しかし北朝鮮が新年に入って弾道ミサイル発射(5日)に続いて6日ぶりにまた極超音速ミサイルを発射すると、長い沈黙を破って自ら「懸念」を表した。