大型スーパーの入口で妊婦「接種しないのは罪なのか…子どもの牛乳、どうしたら」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.11 09:22
10日午後2時、ソウル麻浦区(マポグ)のある大型スーパーの入口で会ったチェ・ナレさん(37)は妊娠8カ月だ。チェさんはこの日、5歳の長男に食べさせる牛乳やイチゴなどを買いにスーパーにやってきて悲しい思いをした。防疫パスの施行で、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)ワクチン接種を受けていないチェさんはスーパーに入ることができなかったためだ。チェさんは「妊娠や授乳中はどんなに調子が悪くても赤ちゃんに影響が及ぶのではないかと心配で風邪薬1錠も口にせず痛みに耐えている」とし「ワクチンを打たないのではなく打てないのに、突然買い物もできない罪人になった」と話した。
同日、ソウル狎鴎亭洞(アプクジョンドン)のあるデパートの入口では70代とみられる客が保安要員ともめていた。QRコードの使用に慣れていない客が印刷された接種確認書まで取り出して保安要員に見せていたが、証明書によるとすでに2次接種を受けてから6カ月が過ぎている。