ファッション、地球村の災害に…温室効果ガスの10%排出(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.10 11:13
先月21日、京畿道広州(キョンギド・クァンジュ)の古着回収・輸出企業のユチャン・トレーディング。1万3223平方メートル(約4000坪)の敷地に建てられた工場2カ所では天井まで6~7メートルの高さに積み上げられた服が小さな山を作っていた。フォークレーンが工事現場で土を扱うように服をすくい取り、コンベヤーベルトの上に下ろすと、職員100人余りは服の山を素早く80種に分類した。同社が一日に処理する古着は28トン。分類した後にまだ使用できるという判定が出た服は400キログラムの圧縮ブロックに包装されて次の持ち主を待つ。99%は海外に輸出され、一部は韓国内の中古服市場に進入する。ユ・ジョンサン社長は「捨てられた服ではあるが、ほつれたり古くなったものは珍しく、流行が過ぎたSPA(ファストファッション)ブランドの服がほとんど」と説明した。
「Stylish Polluter(格好よく着飾った汚い産業)」と呼ばれるファッション産業は地球滅亡シナリオの1ページを飾っている。人類のクローゼットは限界に達して久しい。産業研究院によると、毎年6200万トンの新しい服が消費されている。20年前の2倍ほどになる。マッキンゼーは年間約1000億着が作られていると分析した。この傾向が続けば2030年には服の消費は1億200万トンに達する。価格を低く抑えて素早く流行製品を作り出すファストファッション全盛期の副作用だ。