サムスン電子売上279兆ウォン「過去最大」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.07 15:05
サムスン電子が昨年280兆ウォン(約27兆円)に肉薄する売上で創社以来最大の実績を出した。営業利益は歴代3位を記録した。一年中続いた新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)パンデミックや部品不足、物流大乱にも主力3大事業(半導体・モバイル・家電)すべてで善戦した。サムスン電子は今年売上300兆ウォン突破に挑戦する。
7日、サムスン電子は昨年10-12月期および年間暫定実績を公示した。10-12月期の売上は75兆ウォンで前年同期比23.5%増となった。昨年7-9月期に立てた四半期基準の最大売上記録を1四半期ぶりに更新した。営業利益は同じ期間52.6%増となる13兆8000億ウォンで、市場推定値(約15兆ウォン)よりは低かった。ユアンタ証券のイ・ジェユン研究員は「10-12月期の営業利益が市場予想を下回ったのは一回性費用のため」としながら「特別成果給の支給に伴う一回性費用が1兆1000億~1兆2000億ウォンに達する」と分析した。
これによって昨年のサムスン電子の実績は暫定で売上279兆400億ウォン、営業利益51兆5700億ウォンとなる見通しだ。前年同期比それぞれ17.8%、43.3%増となる。売上は半導体スーパー好況期だった2018年(243兆7700億ウォン)を超えると過去最大を記録した。営業利益も2018年(58兆8900億ウォン)以来の最大値で、歴代3位となる額だ。