韓国裁判所、「防疫より基本権」塾などワクチンパスにブレーキ…政府は当惑(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.05 07:13
学習塾・読書室・勉強カフェなど3施設に対する防疫パス(ワクチン接種証明、陰性確認制)適用にブレーキがかかった。裁判所が該当施設に対する防疫パスの適用を「未接種者集団を不利に差別する措置」と判断した。これを受け、保健福祉部は「(塾など3施設に対する)防疫パスの適用は判決時まで中止する」と明らかにした。本案1審判決まで未接種者も防疫パスなしで該当施設を利用できることになった。
4日、ソウル行政裁判所行政第8部(イ・ジョンファン部長判事)は「学習塾・読書室・勉強カフェを防疫パスの適用施設に含むことを停止してほしい」として全国父兄団体連合などが福祉部長官などを相手取って起こした執行停止申請を一部受け入れた。裁判所の論理は憲法上「人格権」と「幸福追及権」だ。権利侵害が明白だが、本来未接種者が感染を拡大させるリスクがはるかに高いと見なすことは難しいということだ。