【コラム】中国からまともに尊重されようとするなら=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.03 11:27
この秋の第20回党大会の際に注目すべきもうひとつの観戦ポイントもやはり習主席の長期執権と関連したもので、中国の最高指導部である政治局常務委員会にどんな新しい人物が入るかという点だ。60年生まれである陳敏爾重慶市党書記、63年生まれの胡春華副首相らが入り習主席の次期後継構図を形成するかという点が関心を集める。しかし習主席の長期執権の野心を考えると、彼らは真の後継者というよりは後継構図の過渡期的人物にとどまりはしないかと思う。60年代生まれでなく70年代生まれが習主席の後に続く可能性がもっと大きい。
先月中国環球時報のトップもやはり60年代生まれからMZ世代である80年代生まれになり70年代生まれを飛ばした。習主席の治世が20年以上続く場合、53年生まれである習主席に代わる人物は70年代生まれから出る公算が大きい。これは韓国にも示唆するところが小さくない。習主席の長期執権を仮定した対中政策の策定が必要なためだ。韓国は江沢民第1期政権に当たる1992年に中国と修交し、胡錦涛政権の2012年まで両国関係を急速に発展させた。そして今年8月には韓中修交30周年を迎える。両国関係は習近平1期政権初めまでは順調だった。