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韓国、工場で大型火災…サッカー場面積の7倍、推定86億ウォンの被害

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.02 09:58
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新年初日に忠清南道牙山(チュンチョンナムド・アサン)にあるボイラーメーカー「キトラミ」の工場で大型火災が発生し、工場2棟を全焼し11時間後に鎮火した。

忠清南道消防本部によると、1日午前7時48分ごろ牙山市湯井面にあるキトラミのボイラー工場で火災が起こり、11時間20分後に消えた。この火災により工場2階のボイラー組み立て棟と隣接する建物など4万9000平方メートルが全焼した。サッカーコートの7倍に達する面積だ。

 
財産被害規模は消防署の推定で85億ウォン(約8億2182万円)に上るものと暫定集計された。

通報を受け出動した消防当局は対応1段階を発令して初期鎮火を試みたが火の勢いが強まり、通報から28分後の午前8時16分に対応2段階に引き上げた。

牙山と天安(チョナン)の2つの消防署とともに近隣の世宗(セジョン)と忠清北道本部に支援を要請しヘリコプター4機など装備50台と447人を動員して消火作業を始めたが工場の規模が大きい上に工場が崩落して内部の資材などが落ち消火作業に困難があった。寒波で消防服など装備まで凍りついた。

幸い新年初日の工場休業で従業員は出勤しておらず人命被害はないことが確認された。しかし休日の朝から黒い煙が湧き上がり近隣住民らは不安な思いをした。

工場の向かいにあるしマンションの住民らは煙と臭いで頭痛を訴え、一部住民は避難したりもした。

真っ赤な炎とともに黒い煙が沸き上がり、牙山市内だけでなく近隣の天安市内などから消防への通報は700件を超えた。

天安市・牙山市は地域住民にショートメッセージを送り、「火災発生地域の通行は避け、近隣住民は窓を閉じるなど安全に留意してほしい」と呼び掛けた。

消防当局は正確な被害規模と火災原因などを調査する計画だ。消防当局関係者は「あまりにも規模が大きく火災原因を把握するのには時間がかかると予想される」と話した。

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    2022.01.02 09:58
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    忠清南道牙山のキトラミボイラー工場で大型火災が発生し消防当局が対応2段階を発令して消火中の様子。[写真 消防庁]
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