【時視各角】経済大統領? 財テク大統領?=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.31 14:49
韓国大統領選挙候補の李在明(イ・ジェミョン)氏・尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏がそれぞれ出演した経済YouTubeサイトが話題になっている。李氏の支持者は熱狂する雰囲気だ。「国を救った放送」「ゲームは終わった」といったようなコメントが次々と寄せられた。再生回数も李氏のほうが尹氏よりも1.5倍以上上回った。尹氏としては初めから不利なゲームだった。財テクといえば「月給を毎月貯めていたこと以外、何もない」と語っていた尹氏だ。申告財産は71億ウォン(約6億8600万円)に達するが、本人名義は預金2億4000万ウォンがすべて。一般の専門家も負担になるような先物・オプションまで経験のある財テクの名手とは比較すらできない。
李氏は「個人投資をしたことのある大統領を初めて見ることになるかもしれない」と冗談を言った。経験は最高の師匠だ。李氏がもし大統領になるなら、実戦財テク経験が国家経済運用に役に立つだろうか。それなら幸いだが、反対になるかもしれない。大統領が「自分もやってみたから分かるのだが」と言って偉そうにするなら最悪だ。地域貨幣、災難支援金支給などで見せた李氏の所信(あるいは意地)を考えれば、あながち的はずれな懸念ではない。