李在明候補、尹錫悦候補に向け「大統領夫人は公的な存在、息子は他人」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.30 09:46
韓国与党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)大統領選候補が29日、党内選挙のライバルだった李洛淵(イ・ナギョン)前代表と「新福祉」公約を発表した。李候補はこの日、ソウル韓国社会保障情報院で「経済協力開発機構(OECD)30位圏の生活の質を任期内に15位レベルにまで引き上げる」と述べた。具体的な実行案の▼児童手当を任期内に満18歳まで拡大(現行満7歳まで給付)▼傷病手当(労働者の病気期間の賃金補填)導入ーーなどは、李前代表が党内選挙で提示した公約だ。
午前には京畿道南揚州市(ナムヤンジュシ)の牡丹公園墓地で行われた金槿泰(キム・グンテ)元開かれたウリ党議長の10周忌追悼式に出席した。李候補は「議長が実現させようとした世の中と、私、李在明が実現させようという世の中は全く変わらない」と述べた。「民主化運動の代父」金元議長を継承するという意思で86グループに近づいたという解釈が出ている。86グループに属するある民主党議員は「候補をしっかりとサポートしようという共感がグループ内に形成された」と伝えた。
李候補は過去の国民の党・民生党出身の湖南(ホナム)系の復党を通した党の外縁拡大にも拍車を加えている。民主党は30日午後、ソウル汝矣島(ヨイド)民主党本部事務所で、千正培(チョン・ジョンベ)氏、柳成葉(ユ・ソンヨプ)氏、崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)氏、鄭皓駿(チョン・ホジュン)氏ら元議員約10人の招聘式を開く。非文(非文在寅)性向の元議員らは2015-16年、親文陣営との対立の末、新政治民主連合(民主党の前身)を離党した。「離党者は公認時に25%減点」というペナルティー規定が障害物だったが、「大統領選挙寄与度に基づきペナルティー減免」という新しい方針が決まり、扉が開かれた。李候補はラジオ番組で「(復党予定者は)オールドボーイという評価がある」という質問に対し「『オールド』も必要で『ニュー』も必要で、みんな必要ではないだろうか」と答えた。