韓国最大野党に内紛、党代表が大統領選から手を引く
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.22 08:18
尋常でなかった韓国最大野党・国民の力の内紛が大統領選挙を78日後に控えてまた爆発した。中央選挙対策委員会の趙修真(チョ・スジン)公報団長と対立した李俊錫(イ・ジュンソク)代表が21日、「すべての選対委の職責から降りる。少しの未練もない」と宣言した。常任選対委員長と広報メディア本部長から退くということだ。趙団長もこの日晩、選対委副委員長・公報団長から退くと述べた。それでも李代表が翻意する可能性は低いという見方が多い。
李代表が尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領候補との3日の「蔚山(ウルサン)会合」で葛藤を解消してから18日ぶりに浮上した悪材料だ。党内では「絆創膏1枚だけを貼って傷を放置したことで生じた予想された惨事」(重鎮議員)という反応が出ている。今後、劇的な反転の可能性を排除することはできないが、尹錫悦候補の選対委は発足から半月でメガトン級の台風を迎えることになった。