米国の新型コロナウイルスによる死亡者数が１４日に８０万人を突破した。これは世界最大規模であり、第２次世界大戦当時の米国の死亡者数約４２万人の２倍に迫る水準だとＣＮＮなど外信が報道した。

ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、この日米国の新型コロナウイルス死亡者数は８０万２６６人を記録し８０万人を超えた。感染者も１０２２万６４２７人を記録した。米疾病管理予防センター（ＣＤＣ）は米国の新型コロナウイルス死亡者の４分の３は６５歳以上の高齢者で、ほとんどがワクチン未接種者だったと明らかにした。

特に８０万人の死亡者のうち１０万人はこの１１週間に発生し、昨年冬と比較すると記録的なスピードで死亡者が増えていることが明らかになった。また、２０２１年の死亡者数が２０２０年の死亡者数を上回ったが、これはデルタ株とオミクロン株など新たな変異株の感染拡大が制御可能な水準を超えたものと外信は分析した。

ジョンズ・ホプキンズ・ブルームバーグ公衆衛生大学院のケリー・アルトフ教授は「新型コロナウイルス流行は大規模人口に免疫力ができるまで続くだろう。われわれはまだその水準に到達していない」と診断した。